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コロナワクチン接種をVRで“研修” 筋肉の動きも見える「注射シミュレーター」

新型コロナワクチンの接種は、注射に慣れていない医療者が行う可能性も。そういった人向けに、筋肉注射の“VR研修”コンテンツが登場した。

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 新型コロナワクチンの接種が国内でも始まった。ワクチン接種は筋肉注射で、一度現場を離れた医療関係者や歯科医師など、注射に慣れていない人が行う可能性もあるといわれている。

 VRベンチャーのイマクリエイト(東京都港区)は、注射に慣れていない医療関係者が、筋肉注射の“研修”を効率的に行うためのVRコンテンツ「VR注射シミュレーター」を、京都大学大学院医学研究科の監修の下で開発した。

画像
動画より

 体の動きを3Dデータ化してVR空間に再現する同社の独自技術「ナップ」を活用したコンテンツ。注射を受ける人の3Dモデルが、筋肉が見える状態で動くため、手本に沿って作業するだけで、正しい感覚を身につけることができるという。左右どちらの腕でも練習できる。

 同社は「慣れない作業から来る不安の解消、現場での混乱を未然に防ぎ、ワクチン接種を1日でも早く進めるため」に開発したという。今後、全国の市区町村が運営する新型コロナワクチンの接種会場や医療機関への導入を目指す。

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