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首に巻くエアコンが進化 富士通ゼネラルの水冷ウェアラブルデバイス
富士通ゼネラルは17日、首に装着するウェアラブルエアコン「Comodo gear i2」を発表した。2020年のテスト販売を経て装着性などが向上。
富士通ゼネラルは5月17日、首に装着するウェアラブルエアコン「Comodo gear i2」(コモドギア アイツー)を発表した。6月上旬から専用ECサイトを通じてレンタルを始める。料金は月額1万円(税込)。
サーモモジュール(ペルチェ素子)を搭載したバンドを首に装着し、頸動脈を流れる血液を冷やしたり、温めたりするウェアラブル機器。熱は冷却水を介して本体に送り、ラジエーターから外部へ放出する。水冷式のため外気温の影響を受けにくく、猛暑日でも高い冷却効果を発揮するという。
2020年に初代機をテスト販売し、得られた知見を新製品に反映した。例えばネック部はサーモモジュールを大型化して効率を上げ、マグネット式のバンドで太さを調整できるようにした。一回り小さいSサイズも追加した。
重量のある本体はバッテリー部とラジエーター部を分割したことで、腰の左右に分けて装着できるようになった。内蔵リチウムイオンバッテリーによる駆動時間は2時間から3時間としている。
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