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VAIOの新社長に山野正樹氏 引き続き“筆頭株主”からの出向 山本社長は取締役に
VAIOが山本知弘社長が6月1日付で社長を退任し、山野正樹氏を新社長とする人事を発表した。2019年8月に就任した山本社長同様、同社の事実上の筆頭株主である日本産業パートナーズからの出向となる。
VAIOは5月31日、山本知弘社長が6月1日付で社長を退任し、山野正樹氏を新社長とする人事を発表した。2019年8月に就任した山本社長同様、同社の事実上の筆頭株主である日本産業パートナーズからの出向となる。
山野氏は1961年3月10日生まれの60歳。東京大学経済学部卒業後の1984年、三菱商事に入社し、同社のITサービス事業本部長やシンガポール支店長などを歴任した。三菱商事退職後の20年11月には、日本産業パートナーズのエグゼクティブアドバイザーに就任した。日本産業パートナーズは、VAIOの筆頭株主である、VJホールディングス3の親会社に当たる。
VAIOは山野氏について「総合商社で、IT業界を中心に多数のグローバル事業開発、事業投資を行った他、複数の出向会社で経営者として多くの事業を成長させてきた」と説明。PC事業の拡大や産業用ドローンへの本格参入を手掛けた山本社長の成長戦略を引き継ぎ、「VAIOのさらなる事業拡大と成長を加速させていくことを目指す」としている。
山本社長は6月1日以降、出向元の日本産業パートナーズのマネージングディレクターに就任するものの、非常勤の取締役として引き続きVAIOの経営に関わるという。
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