Google アシスタントが電話に応対、PixelシリーズのAI機能が日本でも
米Googleは6月7日(現地時間)、「Pixel」シリーズのスマートフォンについて、Google アシスタントが電話の応対をする機能を日本でも提供すると発表した。その他、星空のタイムラプス動画を撮れる新しい撮影オプションなども明らかにした。
米Googleは6月7日(現地時間)、同社が開発するスマートフォン「Pixel」シリーズについて、Google アシスタントが電話の応対をする機能を日本でも提供すると発表した。日本以外にも提供する新機能として、星空のタイムラプス動画を撮れる撮影オプションや、Google フォト上のロック付きフォルダに写真を保存できる「Locked Folder」も明らかにした。いずれも対象はPixel 3以降で、今後2週間以内に順次提供する。
Google アシスタントが知らない番号からの電話に応答
「Call Screening」(通話スクリーニング)は、電話帳にない電話番号から着信があったとき、最初にGoogle アシスタントが応答して相手の名前や要件を確認する機能。
会話は画面上に表示されるため、ユーザーは内容を確認してから電話に出るかどうか決められる。Google アシスタントの応答中も通話料金が発生する。これまではカナダや米国で提供していた。
星空のタイムラプス動画を自動撮影
新しい撮影オプションはPixel 4以降に提供。カメラを「夜景モード」に切り替え「天体撮影」機能をオンにして夜空を撮影すると、自動で星空のタイムラプス動画を撮影する。この機能は端末を三脚などに固定すると利用できる。
天体撮影は、16秒間露光した写真を15枚撮影し、それぞれを星が重なるように組み合わせることで、ノイズが少なく鮮明に星が写る写真を生成する機能。これまでは写真にのみ対応していた。
認証付きのフォルダで写真を保護
「Locked Folder」は、「Google フォト」上のパスワードや指紋認証が必要なロック付きフォルダに、他人に勝手に見られたくない写真や動画を保存できる機能。ロックしたデータは、通常のアルバムや他のアプリ上でも表示しない。カメラで撮影した写真を、直接ロックしたフォルダに保存することも可能という。まずはPixelシリーズ専用の機能として提供し、年内には他のAndroid端末にも展開する。
Googleはその他、キーボードアプリ「Gboard」でコピーした文章全体から電話番号や住所などの情報を抜き出し、ペーストするときに別々に候補を表示する機能なども発表した。
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