Google フォトの新規約、きょうから 容量超過2年でコンテンツ自動削除の対象に 前日にバックアップ“駆け込み勢”も
米Googleが提供する写真ストレージサービス「Google フォト」の、ストレージに関する規約が6月1日に更新された。無料の容量無制限バックアップは5月31日で終了し、6月1日以降、高画質とエクスプレス画質の写真データは、GmailやGoogle ドライブなどGoogleの他サービスと同様、Googleアカウントの保存容量にカウントされる。
米Googleが提供する写真ストレージサービス「Google フォト」の、ストレージに関する規約が6月1日に更新された。無料の容量無制限バックアップは5月31日で終了し、6月1日以降、写真データは、GmailやGoogle ドライブなどGoogleの他サービスと同様、Googleアカウントの保存容量にカウントされる。
無料プランの保存容量である15GBを超過した場合、Google フォトへのバックアップができなくなる他、Gmailの送受信にも影響が及ぶ可能性がある。Googleによると、保存容量を超過した状態が2年間続くと「GmailやGoogle ドライブ、Google フォトのコンテンツが削除される場合がある」という。同社はコンテンツが削除される3カ月以上前にGoogleのサービス内で通知し、「削除を回避できる方法を提案する」としている。
ただ、保存容量にカウントされるのは6月1日以降に作成・編集したファイルのみ。同日以前にアップロードしたファイルはカウントされないため、31日には駆け込みで写真データのバックアップしたとするユーザーもTwitter上で散見された。
無料プランの容量を超えて保存したい場合は、有料の「Google One」(100GBで月額250円から)の契約が必要。
関連記事
- 「Google フォト」対「OneDrive」 プランの比較から見る各社の狙い
「Google フォト」の無料無制限バックアップサービスが、2021年5月末に終了する。移行を検討するユーザーにとって、移行先の有力候補の一つである「OneDrive」と比較し、Microsoftの狙いを読み解く。 - 「Google フォト」対「iCloud」 プランの比較から見る各社の狙い
「Google フォト」の無料無制限バックアップサービスが、2021年5月末に終了する。移行を検討するユーザーにとって、移行先の有力候補の一つである「iCloud」と比較し、各サービスの狙いを読み解く。 - 「Google フォト」対「Amazon Photos」 プランの比較から見る各社の狙い
「Google フォト」の無料無制限バックアップサービスが、2021年5月末に終了する。移行を検討するユーザーにとって、移行先の有力候補の一つである「Amazon Photos」と比較し、各サービスの狙いを読み解く。 - Google、Googleフォトの5月末の無制限無料終了に向けて「高画質」の呼び方を変更
Googleフォトの「高画質」コンテンツをストレージ容量にカウントしないサービスが5月末に終了することに合わせ、Googleは「高画質」の名称を変更する。また、モバイルアプリで不要なコンテンツ候補を表示し、削除を助けるツールを追加する。 - Googleフォトの容量無制限無料バックアップ、2021年5月末で終了
Googleが2015年から提供してきた「Googleフォト」での容量無制限、無料のバックアップサービスのポリシーが2021年6月1日に変更され、バックアップも15GBの容量にカウントされるようになる。それまでにバックアップしたコンテンツはカウントの対象外だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.