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1億6000万円の投げ銭集めたVTuber「桐生ココ」活動停止 理由は「言えない」
VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーが、所属タレントの「桐生ココ」が7月1日に卒業すると発表。理由については「言えない」(桐生ココ)という。
バーチャルYouTuber(VTuber)事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバー(東京都中央区)は6月9日、所属タレントの「桐生ココ」が7月1日に卒業すると発表した。同日のイベントを最後に活動を停止する。理由については「言えない」(桐生ココ)という。
桐生ココのチャンネル登録者数は6月9日時点で約117万人。YouTubeのさまざまなデータを収集・公開している「Playboard」が発表した年間ランキングによれば、2020年に最も多くの投げ銭(スーパーチャット、通称スパチャ)を集めたYouTuberで、総額は約1億6000万円という。
一方で20年9月には、配信中に台湾を“国”とする資料を公開したことから「一部地域在住の方に対する配慮に欠けた発言があった」(カバー)として、活動を3週間自粛。同社の指導を受けていた。この問題では、カバーは日本と中国の大手動画サービス「bilibili」で異なる謝罪文を公開。中国向けの文書では「一つの中国」を支持する姿勢を表明していた。
卒業の発表
活動停止の発表を受け、日本のTwitterでは正午ごろに「桐生ココ」がトレンド入りした。
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