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公道で走れる最大時速45kmの電動キックボード 乗って分かった魅力と課題(2/3 ページ)

最大時速45kmのパワーを持つ電動キックボード「FreeMile plus」。交通安全上の懸念が注目される電動キックボードの中でも、最高速度が大きい本モデルを試乗し、乗り心地や危険性を確かめた。

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いざ試走、安定感はあるが細かい不満も

 試走では、東京都渋谷区恵比寿エリアの公道を2〜3km程度、ヘルメットをかぶり、専用機体にサドルを付けた状態でスタッフと一緒に移動した。

 走った感想としては、まず安定感があった。記者は以前Luupの機体に乗ったことがあるが、同社のキックボードが約25kgなのに比べ、FreeMile plusは約30kgと重いからか、多少ガタついた道を走ってもさほど振動は気にならなかった。

 サドルを付けていればほぼスクーター感覚で乗れるため、疲労感もあまりない。パワーもあり、上り坂などでも時速30kmを保って走行できた。

 一方で不満に感じる点もあった。1つは、バッテリーが減ってくるとアクセルのかかりが若干遅くなるときがあったことだ。小まめに充電をしていれば問題ないと思うが、車通りの多い道で思った通りに進めないのは怖かった。

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ウインカーのスイッチ

 もう1つはウインカーの仕様だ。FreeMile plusのウインカーは、スイッチを左右どちらかに押し込み、道を曲がった後に手動で戻す方式。しかし、ウインカーを入れているときに「カチカチ」といった音などは鳴らないため、危うく戻し忘れそうになったときが何度かあった。

 とはいえ、恵比寿の街中であれば基本的には快適に走ることができた。もっと車通りの少ない場所であれば、より便利に使えるかもしれない。

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