ニュース
NTT東、東京五輪で報道機関にローカル5G提供 大規模イベントでの実用性を検証
NTT東日本は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催時、新国立競技場にローカル5Gネットワークを構築し、報道機関6社に提供すると発表。
NTT東日本は6月22日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催時、新国立競技場にローカル5Gネットワークを構築し、報道機関6社に提供すると発表した。オリンピックなど、大規模イベントでの報道活動におけるローカル5Gの実用性を検証するという。
対象の報道機関は米Associated Press(AP通信)、米Getty Images、米Reuters、仏L'Agence France-Presse、中国国営メディアの新華社通信、共同通信社。各社は開閉会式や競技時に撮影した写真をアップロードするときなどにローカル5Gを活用できる。
実施期間はオリンピック期間中の7月23日〜8月8日と、パラリンピック期間中の8月24日〜9月5日。NTT東は今回の取り組みで得た知見を基に、大規模なイベントの開催が見込める会場やスポーツ施設へのローカル5G導入を促進するとしている。
関連記事
- 小規模で使える「ローカル5G」、総務省が申請受け付け NECが利用を表明
総務省が「ローカル5G」の無線局免許の申請を、12月24日から受け付ける。地域の企業や自治体が柔軟にネットワークを構築できるようにし、5Gを早期に普及させる考えだ。 - NEC、ローカル5Gネットワーク構築サービスを提供開始
NECがローカル5Gのネットワーク構築から運用、保守までを支援するサービスの提供を始めた。 - 三井住友銀、店舗でローカル5Gの実験 Webカメラの映像をAIで解析、不審者を検知
三井住友銀行とNECなど4社が、銀行の店舗にローカル5Gネットワークを構築する実験を行う。店内のカメラをネットに接続し、AIによる映像解析などをテストする。リモート接客システムなどの実用化も目指す。 - 5GでXRコンテンツ配信、スタンドアロンHMDでもPC接続時に近い品質で表示
アスクは5月18日、ローカル5Gネットワークを介してXRコンテンツをヘッドマウントディスプレイ(HMD)などに配信するデモを5月に始めたと発表した。5G通信を活用するため、スタンドアロンHMDなど性能の限られた端末でも従来より高品質な映像や3Dデータを表示できるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.