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IT関連書の販売実績、「Python」「ITパスポート」「テレワーク」に伸び AIと子どもプログラミングは沈静化
コンピュータ出版販売研究機構は、2020年度のIT関連書籍の販売実績を発表した。前期比で一番大きく数字を伸ばしたジャンルは「Python」だった。
2020年度のIT関連書籍の販売実績を見ると、前年に比べて「Python」や「ITパスポート」「テレワーク」などが伸長している──こんなデータを、コンピュータ関連書籍を出版する7社が加盟するコンピュータ出版販売研究機構(CPU)が公開した。前期比で一番大きく数字を伸ばしたジャンルはPythonで151.9%。次点でITパスポートが124.5%と続いた。
逆に「子どもプログラミング」ジャンルは前期比で92.2%、「人工知能」は82.5%と、前期よりも数字を割った結果になった。「これらのジャンルは成熟期に入り、出版社からの新刊発行点数も落ち着いており、沈静化が進む市場とも読める結果」と同機構は分析している。
テレワーク関連の書籍はほぼ全てが20年度の発行になるため、前年度の数値とは比較ができないという。「しかし、2020年度で一番の伸長ジャンルは『リモートワーク』『Zoom』『Teams』などのキーワードやジャンルであったことは間違いない」(同)としている。
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