Windows 11プレビュー(ビルド22000.51)、Insiderで提供開始 AndroidとTeams統合はまだ
Microsoftは「Windows 11」の初プレビュー「ビルド22000.51」をWindows Insider Program向けにリリースした。AndroidアプリやTeams統合などはまだ試せないが、新しいデザインとUIはほぼすべて反映されている。
米Microsoftは6月28日(現地時間)、24日に発表した「Windows 11」の最初のプレビュー(ビルド22000.51)をWindows Insider Program向けにリリースした。プログラムに加入し、要件を満たすPCを持っているユーザーであれば誰でもプレビュー版を試せる。
このビルドでは、まだAndroidアプリのダウンロードやTeamsの統合などの機能は試せないが、新しいスタートメニュー、マルチタスク機能、新しいMicrosoft Storeなどは利用できる。また、デザインの変更のほとんどは反映されている。
[設定]の画面も大きく変わる。
Microsoftは同日、Office Insider ProgramでWindows 11向けOfficeのプレビュー版もリリースした(本稿執筆現在、日本ではまだ)。Officeのデザインも角丸になる。
Windows 11のプレビュー版を試すには、Windows Insider Programに登録してから、要件を満たすWindows 10搭載PCで[設定]→[更新とセキュリティ]→[Windows Insider Program]に移動して開発チャンネルを有効にする。
プレビュー版は一般に、バグや問題のフィードバックを得るためにメーカーが提供するものだ。仕事などでメインで使っているPCにインストールすることは勧められない。
なお、Microsoftが24日にリリースしたWindows 11をインストールできるかどうかのシステム要件を確認するアプリは「これまでのフィードバックで、レベルを共有する準備が十分に整っていなかったことを認識」し、一時的に削除するという(本稿執筆現在、まだダウンロードできる)。Windows 11の最小システム要件の更新については公式ブログを参照されたい。
また、6月24日までにDevChannelのビルドをインストール済みのInsiderユーザーの場合、最小要件を満たしていないPCでもプレビューのインストールが可能だ。その場合はバグや問題が修正されない可能性があり、今秋に正式版がリリースされる段階でWindows 11のビルドを受けられなくなる。
関連記事
- 「Windows 11」発表 Androidアプリが動作するように【更新終了】
米Microsoftが、Windows OSの新バージョン「Windows 11」を発表した。 - このPCはWindows 11にアップデートできる? Microsoftがチェックプログラム公開
米Microsoftが、使っているPCでWindows OSの新バージョン「Windows 11」が利用可能か確認できるプログラムを公開。 - Windows 11っぽい機能をWindows 10で試せるソフト 公式拡張ツール「PowerToys」を使ってみる
Windows OSの新バージョン「Windows 11」。ウィンドウ配置の新しいレイアウトが搭載されるが、実は拡張ツール「PowerToys」を使えばWindows 10でも近いことが行える。 - Windows 11チェックプログラムに「アップデートできない理由」が分かる新機能
米Microsoftが、利用中のPCが「Windows 11」に対応するか確認できる「PC 正常性チェック アプリ」をアップデート。OSの表示言語を英語にした状態でチェックすると、PCが要件を満たさないとき、どんなスペックが不足しているか表示する。 - Windows 11イベントで“新しいMicrosoft Store”も発表 条件によっては開発者収益100%に
Microsoftは「Windows 11」発表イベントで、Windowsのアプリストア「Microsoft Store」も新しくすると発表した。あらゆるアプリ(Win32、.NET、UWP、Xamarin、Electron、React Native、Java、PWA)を受け入れる。独自決済プラットフォームを利用する開発者の収益は100%になる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.