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受け取る投げ銭の額でバトル、新興ショート動画SNSに新機能 オンラインの“ラップバトル”で利用見込む
メディア事業を手掛けるAbentryは、ショートムービーSNS「DORM」(iOS)に、受け取った投げ銭の額で他のユーザーと競える「バトル機能」を追加した。
メディア事業を手掛けるAbentry(東京都渋谷区)は7月7日、ショートムービーSNS「DORM」(iOS、無料)に、受け取った投げ銭の額で他のユーザーと競える「バトル機能」を追加した。オンラインで“ラップバトル”や“ダンスバトル”を行うといった用途での利用を見込むという。
DORMは1月にサービスを開始した、短い動画を投稿できる「TikTok」のようなSNS。新機能では、ユーザーは他の人が投稿した動画の中からバトルが許可されたものを選択。それとは別に自分も動画を投稿することで、2つの動画を組み合わせた「バトル動画」を公開できる。
勝敗はバトル動画に集まった投げ銭の総量で決める。アプリ内では投げ銭用のアイテム「コイン」を50枚につき120円で販売しており、先に1万枚のコインを集めるか、3日間で集めたコインの数が多いユーザーが勝者になる。
勝者には集まった投げ銭の35%を賞金として提供する。機能を使える回数に制限はなく、すでに投稿済みの動画でもバトル動画を作成できるという。
Abentryの江口朋宏代表はこの機能を開発した経緯について「学生時代にヒップホップが好きだったが、コロナ禍の影響でイベントや大会がなくなってしまった。その一方でオンラインイベントが次々に台頭するのを見て、オンラインでラップバトルができる機能を考案した」としている。
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