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ソフトバンクがeSIMの提供を開始 PixelやiPhoneなどが対象
ソフトバンクが組み込み型のSIMカード「eSIM」の提供を始めた。対応機種は「iPhone XS」や「XR」以降のiPhone、「Pixel 4」以降のPixelシリーズ。
ソフトバンクは7月14日、スマートフォン向け通信サービスで、組み込み型のSIMカード「eSIM」の提供を始めた。対応機種は「iPhone XS」や「XR」以降のiPhone、「Pixel 4」以降のPixelシリーズ。
eSIMは、ユーザーの契約情報などを遠隔操作で変更できる組み込み型のSIM。通常、スマホの通信プランを他のキャリアに変更するときには、携帯に搭載されているSIMカードをそのキャリアのものへ物理的に入れ替える必要がある。eSIMの場合はその手間が不要に。QRコードなどから契約情報を書き込めばすぐに通信を始められる。
eSIMを巡っては、総務省が2020年に発表したアクションプランの中で、消費者が契約する携帯事業者を自由に選べるような環境を整えるため、携帯各社にeSIMの導入を呼び掛けていた。これを受け、ソフトバンクはサブブランドの「Y!mobile」で21年3月からeSIMの提供を開始。同月にサービスを始めた携帯料金プラン「LINEMO」でも提供している。
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