Twitter、24時間で投稿が消える「Fleet」を8月3日に終了へ
Twitterが日本でも昨年11月から提供しているInstagramの「ストーリーズ」に似た「Fleet」を8月3日に終了する。提供の目的は、あまりツイートしない人に投稿しやすい手段を提供することだったが、思ったような効果がなかったためとしている。
米Twitterは7月14日(現地時間)、昨年3月にテストを開始し、日本でも昨年11月に提供を開始した機能「Fleet」を、8月3日に終了すると発表した。“会話”に参加するユーザーを増やすのが狙いだったが、「Fleetによって新たに会話に参加する人の数は望んだほど増えなかった」ため。
実際には、「既にツイートしている人々が自分のツイートを拡散するために使っている」という。
Fleetは、米Snapの「Snapchat」や米Facebook傘下のInstagramなどが提供する「ストーリーズ」と同様に24時間で消える投稿。ツイートは公開され、ずっと残るので不安だというユーザーからのフィードバックを受け、そうした人に投稿しやすい手段を提供する目的で立ち上げた。
Fleetで好評だった全画面カメラやテキストフォーマットオプション、GIFスタンプなどの機能は将来的にツイートで利用できるようにする計画だ。
Twitterは「われわれはTwitterとはなにかを進化させ続け、様々な試みを“会話”のために役立てている。Fleetのようにうまくいかないものもある」とし、今後もサービス改善のために新たな方法を模索し、フィードバックを受けていくと語った。
なお、昨年12月にテストを開始したClubhouseのような音声サービス「スペース」はまだ続いており、Fleet終了後もタイムラインのトップに表示される。
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