ニュース
5年保存できるポテチ、湖池屋が開発した理由
スナックメーカーの湖池屋は26日、5年保存できるポテトチップスを発表した。災害備蓄用として8月2日から一部店舗で限定販売する。参考価格は400円(税込)。
スナックメーカーの湖池屋(東京都板橋区)は7月26日、5年保存できるポテトチップスを発表した。災害備蓄用として8月2日から一部店舗で限定販売する。参考価格は400円(税込)。
容器を缶にして保存性を高めた。「缶は密封性、防湿、遮光に優れる。通常のポテトチップスに使用しているアルミ蒸着プラスチックフィルムに比べ密閉性が飛躍的に高まり、保存期間5年を実現した」としている。
缶に入れるため「カラムーチョ」以外の2商品もスティック形状としたが、味付けや商品名は既存商品と同じ。「被災して不安な状況で食べるものだからこそ、普段食べ慣れている味わいでホッと安心してほしい」。備蓄用ポテトチップスを開発したのもそうした「情緒面の価値」を重視したからだという。
湖池屋は今年3月、地元板橋区が実施した防災プロジェクトに賛同し、区内一斉防災訓練「いたばしシェイクアウト」参加者に「防災ポテトチップス」をプレゼントするなど食を通じた地域貢献に取り組んできた。5月には防災安全協会が主催する「災害食大賞2021」の「地域貢献賞」を受賞している。
関連記事
- 5年保存できる「リポビタンゼリー 長期保存用」発売 防災備蓄用に
大正製薬は14日、5年保存できるゼリー飲料「リポビタンゼリー 長期保存用」を発表した。災害時の備蓄食料として自治体や企業の需要を見込む。 - 約1分で寝床ができる「ポンプ一体エアーマット」、キングジムが発売 オフィスの防災備蓄品に
内蔵のポンプを足で約1分間踏むだけで膨らむ「ポンプ一体エアーマット」をキングジムが発売。オフィスの防災備蓄品として。 - 防災ラジオライトを20年製造してきたメーカーが「手回し充電」を廃止 理由はスマホ
スターリングが防災用ラジオライト2機種を発表。定番の「手回し充電」(ダイナモ発電)を廃し、アルカリ乾電池でスマートフォンなどを充電する仕様に変えた。 - 乾電池6本で素早くスマホ充電 兼松「防災充電器」
兼松は3月10日、単三形アルカリ乾電池6本を使ってスマートフォンなどを充電する「防災充電器」を発売した。価格は1780円(税込)。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.