OnePlus共同創業者の新企業Nothing、無線イヤフォンを発表 日本でも発売へ
OnePlusの共同創業者、カール・ペイ氏が英国で立ち上げたNothingが初の製品を発表した。無線イヤフォン「Ear(1)」はノイズキャンセル機能搭載ながら約1万円。8月17日に日本を含む世界で発売する。
中国のスマートフォンメーカーOnePlusの共同創業者、カール・ペイ氏が英国で立ち上げた新興企業Nothingは7月27日(現地時間)、ワイヤレスイヤフォン「Ear(1)」の日本を含む世界での発売を予告した。8月17日に発売の予定。米国での発売価格は99ドル(約1万1000円)。
透明なプラスチックベースで、内部回路の一部が見える。左右を識別しやすいように、赤と白の円がついている。ハードウェアはスウェーデンの電子機器メーカーTeenage Engineeringとの提携で開発した。
バッテリー持続時間は、ANCオフの場合は5.7時間、オンで4時間。充電ケースを使うと最大34時間(ANCオンだと24時間)。Qiサポートの充電器での無線充電も可能だ。
左右イヤフォンにそれぞれ3つのマイクを搭載し、ノイズキャンセル機能を提供する。
イヤフォン表面をタップすることでのジェスチャーコントロールも可能。Bluetoothでスマートフォンにペアリングし、アプリでイコライザーや「my Earbudを探す」設定ができる。防滴レベルはIPX4。
創業者のペイ氏はOnePlusで、新興国市場で大ヒットとなった「Nord」などを手掛けたが、昨年10月に同社を離れたと報じられた。
NothingにはAlphabetの投資部門GV(旧Google Ventures)、YouTuberのケイシー・ナイスタット氏、米Twitchの共同創業者ケビン・リン氏、米Redditのスティーブ・ハフマン氏が出資している。
Ear(1)のローンチイベントにはナイスタット氏がゲスト出演した。
関連記事
- アンディ・ルービン氏の「Essential」知財、謎の新企業Nothingが購入
中国スマートフォン大手のOnePlusを昨秋退社した共同創業者、カール・ペイ氏の新興企業Nothingが、“Androidの父”アンディ・ルービン氏が創業し、ハイエンド端末1モデルを発売しただけで閉鎖したEssential Productsの知財を買収していたことが分かった。 - OnePlus、OSをOPPOのOSとコード統合することで3年更新実現へ
OnePlusは6月、「OxygenOS」のコードベースをOPPOの「ColorOS」と統合すると発表した。それぞれのOS名はそのままだ。両社は6月に統合し、OnePlusはOPPOのサブブランドになった。この統合で端末のライフサイクルが改善する。 - Google、廉価版無線イヤフォン「Pixel Buds A-Series」を99ドルで
Googleが、無線イヤフォン「Pixel Buds」の廉価版「Pixel Buds A-Series」を発表した。米国では99ドル(約1万1000円)で6月17日の発売だ。日本でも予約を受け付けている。 - Xiaomi、「AirPods」そっくりな無線イヤフォン「AirDots Pro」を約6300円で発売へ
中国Xiaomi(小米科技)がAppleの「AirPods」によく似た無線イヤフォン「AirDots Pro」を中国で発売する。価格は399元(約6300円)で、中国でのAirPods販売価格の約3分の1だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.