レビュー
原点に立ち返った“オリンパスPEN” 誰もが軽快に写真を楽しめる「E-P7」:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)
OMデジタルソリューションズが発売した「E-P7」は会社分離後初の新製品。非常にPENらしいシンプルで四角くて軽くて小さいミラーレス一眼だ。
さらにPL10のように下向きに180度回転させると自撮りもできる。
自撮り時は画面上にタッチシャッターや再生ボタン、セルフタイマーなど必要な機能が表示されるので使いやすい。PLシリーズの伝統だ。
オートモードで自撮り。こういうとき、薄型電動ズームは軽くて構えやすくていいけど、もうちょっと広角が欲しいかな。悪天候のため橋の下で撮ったがそれでこの写りは良い(14-42mm 14mm 1/1000秒 F4.0 ISO400)
写真を楽しむための撮影モードとプロファイルセレクター
ではいろんな撮影をしつつE-P7を楽しんでみたい。
まずは人物をオートで。オートポジションではeポートレートアイコンをタップすることでちょっと肌を滑らかにしてくれる。もちろん瞳AF搭載なので人を撮るときはピシッとフォーカスがくる。
レンズは14-42mmの薄型軽量キットレンズだ。
雨が降ってたので傘をさしてポートレート。オートモードで撮影。雨天下でも色はナチュラルに出てて肌も滑らか。肌を滑らかにする「eポートレート」はオンにしてある(14-42mm 24mm 1/400秒 F4.5 ISO200)
では、新たに搭載されたプロファイルセレクターを使ってみよう。
レバーをCOLOR/MONOにするとカラーやモノクロのいろんなプロファイルが登場し、それぞれについて色の細かいコントロールやビネットなど絵作りを楽しめるようになっている。
これはカラープロファイル3番で撮影したもの。いくつか撮ってみて、個人的に気に入ったのが3番だったのだ。レンズはシグマの56mm F1.4を装着。
プロファイルは全部で8つある。並べるとこんな感じだ。結構違うのが分かるかと思う。
なんてことない日常もちょっとプロファイルを変えてやることで印象的な写真になるのが面白い。
モノクロプロファイル1にビネットをかけて撮ったなんてことない駅の通路。シャドウ部をグッと締めたいと思ったのでこのプロファイルにしてみた(14-42mm 14mm 1/125秒 F5.6 ISO200)
さらにPENといえばアートフィルターってことで、そこからネオノスタルジーを。
普通の作例も載せておこう。
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