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誰もいない観客席から五輪選手を応援する“人影”がポツリ その正体は……

無観客開催の五輪会場で誰もいない観客席にぽつんと座り、選手に向かって手を振り応援する人影が。これは選手の歓迎用にトヨタ自動車が作った東京五輪のマスコット「ミライトワ」のロボットだ。

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 東京五輪の誰もいない観客席に、五輪マスコットキャラクターの「ミライトワ」がぽつんと座る様子が、7月31日のバレーボール女子予選リーグ・ドミニカ共和国対ケニアの試合映像に映っていた。滑らかに手を振ったりしていて着ぐるみのようにも見えるが、実はロボットだ。


観客席に座るミライトワのロボット(NHKの配信動画から引用)

 ミライトワのロボットは、大会の運営支援にロボットを活用しようと取り組む「東京2020ロボットプロジェクト」の一環としてトヨタ自動車が開発。紹介動画では簡単なダンスの他、スケートボードも乗りこなすなど、高いバランス感覚を持っていることが分かる。目の部分にはモニターを採用し、ハートマークなどを表示することで感情を表せる。

 選手の歓迎や応援の他、観客の出迎えや子どもとの触れ合いも想定して作られたものという。

 無観客試合となり当初とは異なる状況になったものの、ミライトワは今できる形で選手を応援しているようだ。

ミライトワのロボットの紹介動画

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