QRコード発行時の「URLがまだない」を解決するサービス KADOKAWA子会社が提供
KADOKAWA Connectedが、あらかじめ短縮URLを発行し、短縮URLにひもづくURLをあとから自由に変更できるQRコード管理サービス「QRouton」(クルトン)を公開した。
スマホなどで読み取ると、URLなどの文字列を表示できるQRコード。印刷物からWebサイトを案内する際などに活用されるが、QRコードを用意する際にしばしば起こるのが「リンク先のURLをまだ発行できていない」という問題だ。URLがなければQRコードも作成できない。この課題を解決するサービスを、KADOKAWA子会社のKADOKAWA Connectedが8月11日に発表した。
同社が11日に発表した、QRコード管理サービス「QRouton」(クルトン)は、あらかじめ発行した短縮URLをQRコード化し、短縮URLにひも付くURLをあとから自由に変更できるサービスだ。無料から利用可能で、管理するリンク数を増やしたい場合や、リンクの可用性を担保したいビジネスユーザー向けに有料プランも用意する。
後からリンクを変更できるため、URLの打ち間違いなどをした際にQRコード部分の修正シールを印刷する必要はない。情報解禁日も設定できるため、あらかじめQRコードを配布することもできる。
同サービスは社内のイノベーションプランコンテストで約200のアイデアの中から優勝した。KADOKAWAグループでは、4月から書籍などで活用しているという。
QRoutonの開発を主導した魚住行広さん(Engineer Lab部)は、ニーズについて「書籍の他にも、商品へのQRコードの添付や、医薬品のマニュアルへのリンクなどに役立つのではないか」とみる。
セキュリティや可用性については「KADOKAWAのID認証基盤を使った上で、バックエンドには大規模なアクセスに耐える基盤や要素技術を採用している」という。
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