無印良品、新宿に「もったいない」を大事にする店舗 「MUJI 新宿」リニューアルで
「MUJI 新宿」はリサイクルブランドの「ReMUJI」売り場を拡充し、「もったいない市」を常設するなど環境や社会問題への取り組みに力を入れた店舗になる。
「無印良品」を展開する良品計画(東京都豊島区)は8月13日、東京・新宿の中心部に近接する2店舗をリニューアルすると発表した。このうち「MUJI 新宿」は環境や社会問題への取り組みに力を入れた店舗になる。
リサイクル衣料の「ReMUJI」売り場は過去最大の面積となる。ReMUJIは家庭で不要になった衣類を回収し、染め直して古着として販売する事業。MUJI 新宿ではこれまで再生できなかった破れやほつれのある衣類もパッチワークなどの加工を施して商品化する。
店内には衣料品の回収ボックスを設置。化粧水ボトルなどプラスチック製品の回収も進める他、今後は無印良品のユニット棚のパーツ、保冷材などをリサイクル/リユースする取り組みも始める。
2つのフロアに常設する「もったいない市」は、使用に問題はないが傷や汚れで販売できなくなった商品を販売する、いわばアウトレットコーナー。家具と雑貨の売り場をそれぞれ設ける。
フードロス削減の取り組みも進める。家庭から余った食材(缶詰、レトルト食品など)を回収し、NPO団体を通じて必要な人に届ける「フードドライブ」を導入。店内のレストランではこれまで店頭でのみ提供していたメニューのパック詰め販売を始める。
一方の「無印良品 新宿」は生活に特化した店舗になる。日替わり弁当やセルフサービスのコーヒーなどを導入する他、地域最大の日用品売り場を設ける。
入口には無印良品の商品を販売する自動販売機を5台設置。軽食からマスク、歯ブラシ、折りたたみ傘などを24時間販売するとしている。
2店舗のリニューアルオープンは9月10日。9日にはプレオープンを実施する予定で、スマホアプリ「MUJI passport」で店舗をフォローしたユーザーを抽選で招待する。
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