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厚労省「生活保護は国民の権利」と投稿 「ホームレスの命はどうでもいい」──DaiGoの炎上発言などを受け「社会的に注目が集まっていると判断」
“メンタリスト”として知られるDaiGoさんの炎上などを受け、厚生労働省が公式Twitterアカウントで「生活保護の申請は国民の権利です」などと発信。「(生活保護に対する)社会的な注目度が高まっていると判断した」という。
「生活保護の申請は国民の権利です。ためらわずにご相談ください」──厚生労働省は8月13日、公式Twitterアカウントでこんな呼び掛けを投稿した。「(生活保護に対する)社会的な注目度が高まっていると判断し、投稿した」という。
生活保護の必要性を巡っては7日、メンタリストのDaiGoさんが自身のYouTubeチャンネルでの生配信中に「生活保護の人たちを食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」「ホームレスの命はどうでもいい」などと発言。
この切り抜き動画が広まり、Twitterでは「差別発言ではないか」といった批判の声が続出。12日夜ごろに「DaiGo」「生活保護」が日本のトレンドに入るなど議論を呼んだ。DaiGoさんは13日、これらの批判に対し、自身のTwitterで「そんなに助けてあげたいほど大事なら、口出すよりも金出してあげたらいいんじゃない?」などと反論した。
厚労省は公式Twitterアカウントでの投稿について「2020年にも同じ内容を投稿したが、SNSの話題だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大の状況などを総合的に判断し、改めて(Twitterアカウントの担当者に)投稿を依頼した」としている。
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