もし日本に“宇宙船の港”ができたら――各地域の宇宙開発の構想を地図状イラストで紹介
もし日本に“宇宙船の港”ができたらどんな宇宙ビジネスが発展するか――各地域で進む宇宙開発を基に今後の都市構想を紹介した地図状のイラストを、宇宙港の開港を目指すスペースポートジャパンが公開した。
もし日本に宇宙船の港“宇宙港”が開港したらどんな宇宙ビジネスが発展するか――各地域で進む宇宙開発を基に今後の都市構想を紹介した地図状のイラスト「SPACEPORT MAP」を、宇宙港の開港を目指す団体スペースポートジャパンが9月2日に公開した。イラストから宇宙事業を進める企業や自治体の公式サイトに移動できる。
主に首都圏や北海道、大分県、沖縄県下地島、日本の海洋上での取り組みについて記載している。アジア初の宇宙港を目指す大分空港周辺では、洋上滑走路から人工衛星の打ち上げを行ったり、ロケットを整備したりする様子が分かる。ANAの宇宙事業化プロジェクトも取り上げ、宇宙産業関係者向けのワークスペースや観光産業などが盛り上がる場面を描いた。
北海道では「宇宙版シリコンバレーを目指す」大樹町の取り組みや、堀江貴文氏が立ち上げた宇宙ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)を紹介。他にロケット打ち上げ見学者が多いことなどを取り上げた。
世界地図版のイラストも合わせて公開しており、各国のアイデアや構想を紹介している。米宇宙旅行会社Virgin Galacticなどが研究拠点に使っているモハーヴェ空港やスペースポート・アメリカ、英国のコーンウォール空港、宇宙港建設を検討しているオーストラリアやポルトガルなどを取り上げている。
スペースポートジャパンは日本での宇宙港の開港と宇宙産業の振興を目指して2018年に設立された一般社団法人。正会員の企業はANAホールディングスや関西電力、三井不動産、三菱商事など。
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