新型コロナにブレークスルー感染の前三鷹市長、Apple Watch血中酸素測定が役立つ
ワクチン接種後のブレークスルー感染した前三鷹市長の清原慶子さんが、Apple Watch Series 6の血中酸素飽和度測定の有用性をブログで説明した。
前三鷹市長の清原慶子さんが、2回目のワクチン接種から1カ月以上経過したにもかかわらず感染した経験と考察を自身のブログで公開した。清原さんはその中で、普段からApple Watchを使って健康管理をしており、それが役立ったと述べている。
ワクチン接種後にその病気に感染した場合、それをブレークスルー感染と呼ぶが、清原さんは新型コロナウイルス感染症でブレークスルー感染したことになる。
PCR検査を受けて感染が発覚した清原さんは自身の症状について、感染が分かっても、発熱もなく、血中酸素飽和度も低下せず、咳や鼻水も出ず、あえて言うならば花粉症のときのようなのどのいがらっぽさが多少ある程度の症状だったと説明。血中酸素飽和度はApple Watch Series 6 の血中酸素ウェルネスアプリで普段から計測していたという。
清原さんは保健所から厚生労働省の「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム」(HER-SYS)に健康状態を記入するようにというメールを受け取ったが、その入力項目の基本は「体温」「酸素飽和度(SpO2)」の数値。普通の人は体温計を持っているが、酸素飽和度の数値を測定するパルスオキシメーターを持っている人はほとんどいないと指摘する。清原さんの場合はApple Watchの血中酸素飽和度測定機能が役立ったそうだ。
その後、正規の医療用機器としてのパルスオキシメーターが貸し出しされたが、両方の機器で測定した結果は同様で、清原さんの場合はかなり信頼できるものだったことが確認できたという。
清原さんは、2回目のワクチン接種が完了したからといって安心せず、たゆまぬ感染予防対策が必要だと説明している。
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