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排気もできる換気エアコン、ダイキンが発売 室内の熱気を外に出しながら冷房できる
ダイキン工業が6日に発表したエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」は、外気を取り込むこれまでの「給気換気」に加え、室内の空気を外に出しながら冷暖房を行う「排気換気」に対応した。
ダイキン工業が9月6日に発表したエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」は、外気を取り込むこれまでの「給気換気」に加え、室内の空気を外に出しながら冷暖房を行う「排気換気」に対応した。コロナ禍で換気の重要性が見直される中、冷暖房の効率を下げにくい換気方法として提案する。
うるさらX(Rシリーズ)は家庭用エアコンの最上位機。6畳用から29畳用まで11モデルを揃え、10月28日から順次発売する。実売価格は6畳用の26万円前後から。
排気換気の追加により、夏場は天井付近にたまった熱気を排出しながら冷房を行い、冷房立ち上げ時の負荷を減らせる。冬場は給気換気に切り替え、温かい空気を逃さず取り込んだ外気に加湿/暖房しながら室内に供給する。
入れ替わる空気の量は給気の場合で1時間あたり29m3、排気の場合は27m3。室内外の温度を比較して自動で吸排気を選択する「AI快適自動運転」を用意した他、リモコンのボタンでも選べる。
例えば冬場でも料理の後や洗濯物を部屋干しした時などは排気に切り替えると効率良く室内の臭いや湿気を外に出せる。
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