「Microsoft Start」提供開始 Windows 10/11、Web、モバイルアプリでパーソナライズできるニュースフィード
Microsoftがパーソナライズできるニュースフィードサービス「Microsoft Start」の提供を開始した。Windows 10、Windows 11、EdgeとChrome、モバイルアプリ(iOSおよびAndroid)で横断してパーソナライズできる。モバイルアプリは「Microsoftニュース」の代わりになるようだ。
米Microsoftは9月7日(現地時間)、「Microsoft Start」を発表した。「パーソナライズされたニュースフィードと情報コンテンツのコレクション」と紹介する。Windows 10、Windows 11、EdgeとChrome、モバイルアプリ(iOSおよびAndroid)で横断してパーソナライズできるサービスだ。
上の画像の「今すぐ入手」をクリックした先のQRコードをAndroid端末で読んだところ、現行の「Microsoftニュース」アプリのダウンロードページが開いた(日本時間の9月8日午前8時の時点)。「Microsoft Start」はこのアプリのブランドが変更されるもののようだ。
米ZDNetのMicrosoftウォッチャー、メアリー・ジョー・フォリー氏は「MicrosoftはMSNおよびMicrosoft Newsサイトのブランドを「MicrosoftStart」に変更する」と説明した。
MicrosoftにはニュースサービスのMSNがあり、2018年にはニュースサイト用のエンジン「Microsoft News(日本では「Microsoftニュース」」を発表している。
Microsoft Startは以下で利用できる。
- Webブラウザ(Microsoft EdgeおよびChrome)で表示するWebサイト
- iOSおよびAndroidのモバイルアプリ(旧「Microsoftニュース」アプリ)
- Windows 10のタスクバーの「ニュースと関心事項」
- Windows 11のウィジェット
- WebブラウザMicrosoft Edgeの「新しいタブ」ページ
Edgeの新しいタブには以前からMSNのニュースコンテンツが表示されている。ページにはMicrosoft Startとは表示されていないが、MSNからMicrosoft Startに変わったようだ。
「マイフィード」タブをパーソナライズして興味のあるテーマの記事を表示するように設定できる他、AIがユーザーの表示履歴に基づいてパーソナライズしていく。天気予報や株価などの情報コンテンツも、何を表示するか設定できる。Microsoftアカウントでログインしていれば、1カ所でパーソナライズした設定がすべての環境に反映される。
上の画像からも分かるように、「PR」コンテンツが表示される。広告で収益化しているようだ。
なお、Microsoftは「MSNは25年以上にわたって顧客にニュースとオンラインコンテンツを提供してきたが、今後も利用できる」としている。
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