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TikTok、ウェルビーイングのための取り組みを発表
TikTokは、ユーザーの幸福をサポートする複数の取り組みを発表した。ウェルビーイングガイドの公開や有害なコンテンツへの警告ラベルの拡大などだ。
中国ByteDance傘下の米TikTokは9月14日(現地時間)、「コミュニティの幸福をサポートする」複数のリソースを強化あるいは追加したと発表した。
まず、セーフティセンター上に、新たなウェルビーイングガイドを公開した(本稿執筆現在日本語版はまだ)。
TikTokではもともと、自殺、自傷行為、摂食障害を助長したり美化するコンテンツの投稿は禁止されている。ユーザーが#自殺などの単語やフレーズを検索すると、ローカルの支援団体の紹介が表示されるが、これに加え、メンタルヘルスに関する個人的な経験を共有するコンテンツやサポートを提供する場所に関する情報などの動画が表示されるようになる。
また、不適切な可能性のあるコンテンツに警告ラベルをつける取り組みの一環として、9月からは苦痛を感じる可能性のあるコンテンツを表示する可能性のある検索結果にも警告ラベルをつける。TikTokが例として上げたのは「scary make-up(怖いメイク)」。警告ラベルはコンテンツを覆っているが、これをタップすれば表示できる。
同日、米Wall Street Journalが、TikTokと競合する米Facebook傘下のInstagramについて、十代の女性に悪影響を与えていると記事で批判した。
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