「海賊王に 俺はなる!!!」 「ONE PIECE」活版印刷、美術品として販売 NFTで真贋証明
人気漫画「ONE PIECE」から名シーンをセレクトした活版印刷作品が50万円で発売。所有者を証明するNFT証明書も付く。
集英社は、人気漫画「ONE PIECE」(作:尾田栄一郎)から名シーンをセレクトした活版印刷作品「ONE PIECE / The Press」と、作品所有者の履歴などを証明するNFT証明書のセットを、10月3日まで抽選販売している。
1話の「海賊王に、おれはなる!!!」と宣言したシーンなど、1〜1000話の名場面10シーン・各見開き2ページを、大型印刷機でA2(594×420mm)の高級紙に活版印刷した作品。価格は各49万5000円(税込)。
1000話の最終見開きの作品には、この話が掲載された「週刊少年ジャンプ」の活版印刷の原版(樹脂板)もセットにする。
活版印刷には、1960年代製のハイデルベルク大型活版印刷機を使っ。強い圧力をかけて刷られるため印刷面が凹み、1つ1つ異なる独特の表情を楽しめる。紙はドイツメーカーの「グムンド・コットン マックスホワイト」を採用。美しく、長期保存にも優れているという。
同梱するICタグシール付き販売証明書は、美術品専用NFT証明書「Cert.」(スタートバーンが提供)と連携しており、タグをスマートフォンでスキャンすると、ブロックチェーンに記録された所有者情報を閲覧できる。
作品は、日本の他、韓国、台湾、香港、シンガポール、アメリカ、カナダ、イギリス、スイス、EU諸国、オーストラリア、ニュージーランドに発送可能だ。
同社は「マンガを、受け継がれていくべきアートに」という構想の基、2021年3月から“マンガアート”販売サイト「集英社マンガアートヘリテージ」をスタートしており、ONE PIECEの活版印刷販売も、同事業の一環。
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