ニュース
「サブスク、正しく理解して」、国民生活センターが注意喚起 相談は毎月500件
国民生活センターは7日、サブスクリプション型サービスに関する消費者からの相談が毎月500件ほど寄せられているとして注意喚起を行った。
国民生活センターは10月7日、サブスクリプション型サービスに関する消費者からの相談が毎月500件ほど寄せられているとして注意喚起を行った。契約内容を正しく認識せずに契約し、請求に気付いてトラブルになるケースがあるという。
相談には「〇カ月無料」などの広告をきっかけにサブスクを申し込み「いつの間にか有料サービスに移行していた」ケースや、「利用していないのに高額な料金が請求された」という内容が多かった。
サブスクリプション型サービスでは、定められた料金を定期的に支払うと商品やサービスを利用できる。一度契約すると利用の有無に関係なく解約するまで料金が発生する。
無料体験の場合、多くは「トライアル期間を過ぎても解約されない場合には自動的に有料サービスに移行する」などの条件を設けている。こうした契約内容を理解しないまま手続きを行い、請求を見て気付く消費者が多いという。
国民生活センターは、1)「無料体験」をきっかけにサブスクを申し込む時は契約条件をよく確認する、2)解約時は事業者の公式ホームページなどで手続きの方法を確認する、3)申し込む前に契約の相手方の事業者名やサービス内容、解約方法を確認する/登録した情報を忘れない、4)利用していないサービスがないかクレジットカードなどの明細を毎月確認する、5)困った時は消費者ホットライン「188」に電話する、といった対応を呼びかけている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
60歳以上の通販トラブルが過去最多に コロナ禍で利用増
国民生活センターは、2020年度に全国の消費者センターなどに寄せられた60歳以上からの通信販売の相談件数が10万7796件で、過去最多だったと発表。ネット通販の相談が増えているという。
“子供のゲーム課金”トラブルの相談件数が1年で約1.5倍に 国民生活センターが注意喚起 原因は巣ごもり?
小中学生や高校生による、オンラインゲームでの課金を巡るトラブルが増加している。国民生活センターの発表によれば、2020年度の相談件数は19年度の約1.5倍に。「『おうち時間』が長引く中、子供が保護者の許可なく課金するトラブルが急増している」という。
カバンの中で勢いよく発火、発煙 リチウムイオン電池の事故、国民生活センターが再現動画で注意喚起
国民生活センターがリチウムイオン電池や充電器の発煙、発火事故の再現動画を公開した。日常生活に潜む危険な状況をサーモグラフィの画像付きで動画にした。
消費者庁、ワイヤレスイヤフォンの火災事故で注意喚起 過去5年で25件、ワイヤレススピーカーも16件
消費者庁がワイヤレスイヤフォンなどの火災事故について注意喚起。バッテリーからの発火や発煙といった報告が増加傾向にあるという。
誤ったエアコン洗浄で火災、5年間で20件 NITEが注意喚起 消毒用アルコールや漂白剤もダメ
NITEは6月25日、エアコンの内部洗浄は方法を誤ると危険な事故に至るおそれがあるとして「正しい知識を持った業者に依頼してほしい」と注意喚起した。

