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Google、検索結果からの未成年者画像削除リクエストが可能に
Googleは、件察結果からの未成年者の画像の削除をリクエストできるようにした。これまでも露骨な表現を含むものはリクエストできたが、これで18歳未満であればそれ以外の画像も検索結果に表示させないようにできる。
米Googleは10月27日(現地時間)、Google検索の結果から未成年者の画像を削除するようリクエストできるようにしたと発表した。8月に予告していた機能だ。
18歳未満の本人または親や保護者が、ヘルプページで削除依頼の手続きを行える。
「よほどの公共の利益またはニュースとしての価値がある場合」はリクエストしても却下される可能性がある。これまでは「露骨な表現」を含む画像は削除のリクエストができたが、これでそれ以外の画像も削除してもらえる可能性が出てきた。
現在未成年ではない人が、未成年だったころの画像について削除を求めることはできない。未成年のまま亡くなった人の場合は、何年後でも代理人がリクエストできる。
フォーマットには以下の項目の入力が必要。
- 画像に写っている未成年者の氏名
- リクエストする人の氏名(未成年者の代理を務めている場合)
- 代理人によるリクエストの場合は本人との関係(保護者、弁護士、など)
- 未成年者の現在の年齢
- 居住国
- 連絡先メールアドレス
- コンテンツの画像URL
- 検索結果にその画像が表示されているURL
- 結果にその画像が表示される検索キーワード(複数可能)
- 検索結果のスクリーンショット
- 削除をリクエストする理由
なお、検索結果から画像を削除してもGoogleは大本のWebサイトから画像を削除することはできないので、Webサイトから画像を削除してもらうためのヒントも紹介している。
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