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ショッピングアプリ「BASE」が「Pay ID」にリブランド 加盟店向け、消費者向けの区別を明確に
BASEが、提供中のショッピングアプリ「BASE」を、決済支援サービス「PAY ID」と統合し、新たに「Pay ID」として年内に公開する。加盟店向けのネットショップ作成サービスは「BASE」の名称のまま存続させる。
ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASEは10月28日、提供中のショッピングアプリ「BASE」を、決済支援サービス「PAY ID」と統合し、新たに「Pay ID」として年内に公開すると発表した。加盟店向けのネットショップ作成サービスは「BASE」の名称のまま存続させる。
同社はこれまで、加盟店向けサービスと消費者向けアプリの両方をBASEという同一のブランドとして展開してきた。その中で、消費者などからBASEをショッピングモールのようなサービスと捉えられる場面があったことから、加盟店向けサービスと消費者向けサービスを分離させ、別ブランドとして展開することにしたという。
Pay IDアプリは、ショッピングアプリとしてのBASEをベースに、事前にクレジットカードなどを登録しておくことで決済手続きを簡略化できるPAY IDと統合する。BASEアプリ、PAY IDの既存機能はそのままのため、ユーザーは追加の手続き不要で利用できる。
BASEとPAY IDの統合で、ID登録者数は750万人、アプリの月間ユーザー数は100万人を超える見込み。今後はパスワードレス認証にも対応する予定。
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