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アスリートの動き分析してトレーニングに活用 「トッパン・スポーツサイエンスラボ」開設
凸版印刷が、モーションキャプチャー技術を活用したトレーニングシステムを軸に、企業や研究機関とビジネス開発などを行う「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を開設した。
凸版印刷は10月29日、モーションキャプチャー技術を活用したトレーニングシステムを軸に、企業や研究機関とビジネス開発などを行う「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を開設した。2020年に日本体育大学と共同開発した「ループ型動作トレーニングシステム」の活用方法を探る。
ループ型動作トレーニングシステムは、凸版印刷の画像認識技術などを活用してお手本となるアスリートの動き「標準動作モデル」と運動者の動作の違いを分析し、改善点を抽出するシステム。学校現場で部活動の指導に当たる教員の負担軽減や、正しいトレーニングによる能力向上、けが防止などが期待できるとしている。
トッパン・スポーツサイエンスラボにはゴルフトレーニング用のループ型動作トレーニングシステムと弾道計測器、卓球用のスポーツ戦術解析システムなどを設置。今後は、野球やテニスなどさまざまなスポーツの標準動作モデルを集めた「マスターモーションライブラリ」を制作する他、ループ型動作トレーニングシステムを活用したトレーニングシステムや、部活動の指導現場に展開できるサービスの創出を目指す。
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