Microsoft、「Context IQ」やExcelの「JavaScript API」などの「Microsoft 365」新機能を発表:Microsoft Ignite
MicrosoftはオンラインイベントIgniteで「Microsoft 365」の新機能を発表した。365を横断してユーザーに候補を提示するAI「Context IQ」や動画エディター「Clipchamp」などだ。
米Microsoftは11月2日(現地時間)、オンラインイベント「Microsoft Ignite」で、「Microsoft 365」の新機能を多数発表した。「Mesh for Teams」と「Microsoft Loop」は別記事で紹介したので、本稿ではそれ以外のOffice関連の主な新新機能を紹介しておく。
Microsoft 365全体に統合されたAI「Context IQ」
「Context IQ」は、「仕事のプロセスで、ユーザーが必要とする可能性のある情報を予測、検索、提案する、Microsoft 365全体に統合されたAI体験のセット」とMicrosoftは説明する。
例えば2016年から提供している「Microsoft Editor」はContext IQによって強化され、ファイルを添付しようとすると候補を推測して提示したり、会議をスケジュールする際に参加者全員が対応できる時間を提示したり、文中に「@」を入力するとコンテキストから入力候補を提示したりする。
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9月に買収した動画エディター「Clipchamp」がOffice入り
これまでOfficeで作成できたコンテンツはWordの文書、Ecxelのスプレッドシート、PowerPointのスライドだけだ。動画作成のニーズの高まりを受け、簡単にプロレベルの動画を作成するためのツールとして「Clipchamp」を追加する。
Microsoftはこの9月にClipchampを買収した。これまではMicrosoft Storeで提供していた単体アプリだった。
Officeのハブ「My Content」ページとツールハブ「Create」ページ
「My Content」ページは、Teams、Outlook、OneDrive、SharePoint全体のコンテンツを把握するためのハブのようなページ。高度な検索とフィルタリング機能で必要なものを見つけやすくしたとしている。
「Create」ページはOfficeで使えるすべてのアプリやツールをまとめたツールハブのようなページ。「作業を開始するための最良の方法を簡単に決定できる」。
これらのツールは向こう数週間中に提供する予定。
PowerPointにプレゼンを録画できる「Recording Studio」
PowerPointに、プレゼンテーションを録画する新機能「Recording Studio」を追加する。録画したプレゼンはプレビューし、一部のスライドを差し替えたり、全体を修正したりできる。
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この機能は2022年初旬に利用可能になる予定。
Excelに「JavaScript API」
11月後半に、Excelの新しい「JavaScript API」がプレビューとして利用可能になる。「開発者は、独自のカスタムデータソースに基づく画像、エンティティ、配列、フォーマットされた数値を含む独自のカスタムデータ型を作成できる」。
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Microsoft Igniteで発表された新機能はMicrosoftの特設サイトBOOK OF NEWSにまとめられている。
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