「Twitter Pro」一部ユーザーに開放、広告など商用機能強化 「Twitterショッピング」も今後実装?
米Twitterが商用ユーザー向け新機能「Twitter Pro」を一部のユーザーに開放した。より詳細なプロフィール設定や広告機能などが利用できる。
米Twitterは11月3日、商用でTwitterを利用するユーザー向けの新機能「Twitter Pro」を一部のユーザーに提供を始めた。より詳細なプロフィール設定や広告機能などが利用できる。ProアカウントにはTwitterアプリの設定画面などから移行可能。個人アカウントに戻すこともできる。
Proアカウントは、Twitterをビジネスで使う個人/法人に向けたもの。ブランドやビジネスなどの詳細なプロフィールを記載できる「Proプロフィール」や、届けたい対象者を指定して数クリックでツイートを広告配信できる「クイックプロモート」機能などが利用可能。プロフィールは複数の業種カテゴリーから選択でき、中には「国王」も存在する。カテゴリーは変更可能だ。
Pro向け機能の中には「Twitterショッピング」も含まれる。米国でテスト中の機能で、ツイート内に横スクロールでコンテンツを表示できる「カルーセル」内に、商品画像と購入ボタンを設置できるもので、商品を見たユーザーはアプリ内ブラウザから購入可能だ。Twitter Proの日本語ページにもTwitterショッピングが明記されているが、Twitter Japanによると同機能の国内展開は「未定」としている。
Proアカウントの要件には、Twitter利用者契約に複数回違反しておらず、アカウント名/自己紹介/写真などのプロフィール項目が設定されていることなどが含まれる。認証済みの個人情報がプロフィールで確認できることに加え、なりすましや詐欺など偽の個人情報、公式と連携している場合を除き動物やキャラクター画像を設定していないことなども求められる。パロディーやファンアカウントも対象外だ。
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