「Twitter for Professionals」始動 個人でも使える収益化アカウント
Twitterは、ユーザー収益化の新機能「Twitter for Professionals」を発表した。Twitter広告、Quick Promote、Advanced Profile、ショッピングやニュースレターなどのモジュール」を使える。条件を満たせば個人でも利用可能だ。
米Twitterは10月1日(現地時間)、ユーザーが収益化するための新たな方法「Twitter for Professionals」を発表した。一定の資格(後述)を持つクリエイター、パブリッシャー、企業、非営利団体、開発者などのプロフェッショナルが現行のアカウントを「Professional Account」に移行できるようになる。アカウント自体は無料だ。まずは一部のユーザーで利用可能になる。
プロフェッショナルアカウントは、Twitter広告、Quick Promote、Advanced Profile、ショッピングやニュースレターなどのモジュールを使える。機能は今後増えていく見込みだ。Quick Promoteはまず米国で始まった新機能。簡単にプロモツイートを設定できる。
Advanced Profileは、例えば小売業者であれば営業時間やコンタクト方法などをプロフィールの下に追加できるモジュール。ショッピングモジュールは商品へのリンクを表示するもの、ニュースレターモジュールはニュースレターへのサブスクリプションボタンを表示するものだ。ニュースレターモジュールは、1月に買収したオランダRevueのサービスを利用する。サブスクリプション料金はユーザーが設定でき、Revue側の手数料はその5%だ。
移行できるのは、過去にTwitterのサービス利用規約に繰り返し違反したことがなく、アカウント名、プロフィール、プロフィール画像が本当の身元を示す明確なものであり、画像が動物や架空の人物ではないアカウント。パロディーやファンアカウントはProfessional Accountに移行できない。また、最初からProfessional Accountとして登録することもできない。
移行できるアカウントでは、(モバイルアプリの場合)左上のプロフィール画像をタップすると表示されるメニューの下の方に「プロフェッショナルに切り替え」が表示されるようになるので、これをタップし、指示に従って設定する。
アカウントには「Business」と「Creator」があり、これらは後で変更することも可能だ。
なお、同社が最近追加した収益化サービスのチケット制Spacesや投げ銭機能Tipsはプロフェッショナルアカウントでなくても(条件を満たせば)利用可能だ。
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