Microsoft、3万580円からの教育機関向けPC「Surface Laptop SE」でChromebookに対抗
Microsoftは「中学校向け」の新ノートPC「Surface Laptop SE」を発表した。日本での販売価格は3万580円から。搭載するOSは「Windows 11 SE」だ。
米Microsoftは11月9日(現地時間)、オリジナルハードウェア「Surface」シリーズで最も安価な「Surface Laptop SE」を発表した。価格は249.99ドルから。日本では「中学校向け」としており、価格は3万580円から。教育機関のみ購入可能な、米GoogleのChromebook対抗製品だ。日本では2022年前半に発売の予定。
従来のSurfaceシリーズは高品質が特徴の1つだったが、Surface Laptop SEは学生がラフに扱っても壊れにくいように丈夫で修理がしやすく、性能も最低限だ。ただし、キーボードとトラックパッドは「シリーズの高品質の入力体験を提供」するようになっている。
修理しやすいように、底面のネジはゴムなどで隠しておらず、簡単に開ける。
主なスペックは、ディスプレイは16:9の11.6インチ(1366×768ピクセル)のTFT、プロセッサは米IntelのCeleron N4020あるいはN4120、メモリは4GBあるいは8GB、ストレージは64GBあるいは128GBのeMMC、SDカードスロットはない。オンライン授業などで使う前面カメラは100万画素。ポートはUSB-A、USB-C、3.5mmヘッドフォンジャックが各1ずつある。バッテリー持続時間は16時間。サイズは283.70×193.05×17.85mm、重さは1.1124Kg。ケースは未塗装のプラスチックで、色はグレイ。
搭載するOSは特別仕様の「Windows 11 SE」で、「Microsoft 365 for Education」もプリインストールされている。Windows 11 SEについては別記事で紹介した。
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