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Appleの「デジタル遺産」機能、iOS 15.2βで設定可能に

Appleは「iOS 15.2」のβリリースで、「デジタル遺産」機能を追加した。ユーザーが自分の死後にiCloudのデータを託す相手を指定できる。託された人がアクセスするには死亡証明書が必要だ。

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 米Appleが6月のWWDC 2021で予告したiCloudの新機能「Digital Legacy」(日本では「デジタル遺産」)が、11月9日(現地時間)にリリースされた「iOS 15.2」のβ版で設定できるようになった。米MacRumorsなどが報じた。

 Appleのサポートページにも既に説明が記載されているが、詳しい説明が記載されているはずのリンク先はまだない。

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サポートページの記載

 サポートページにあるように、デジタル遺産プログラムは、ユーザーが自分の死後、iCloud上の特定のデータにアクセス・ダウンロードできる人を5人まで設定できるサービスだ。連絡先として指定された人がAppleに死亡証明書類を提出し、かつ必要なキーを持っていれば、故人が指定したデータにアクセスできる。アクセスすると、故人のすべてのアクティベーションロックが解除される。

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遺産を託す相手を設定する画面(左)とアクセス画面

 デジタル遺産を設定するにはiPhoneの[設定]→[プロフィール]→[パスワードとセキュリティ]に新たに追加された「レガシー連絡先」を選択して相手を指定する。

 故人のデータをダウンロードできるサービスとしては、米Googleが2013年から「アカウント無効化管理ツール」の提供を、米Facebook(現Meta)が2015年に提供を開始している。

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