ニュース
ワクチンの電子接種証明、スマホとマイナンバーカードで申請可能に 12月から
首相官邸の公式Twitterは、スマートフォンとマイナンバーカードで、新型コロナワクチンの電子版接種証明書が取得できるようになと発表した。申請は12月ごろから始めるという。
首相官邸(新型コロナワクチン情報)公式Twitterは11月18日、スマートフォンとマイナンバーカードで、新型コロナワクチンの電子版接種証明書が取得できるようになると発表した。申請は12月ごろから始めるという。
電子接種証明は、マイナンバーカードを読み取れるスマホ上で、専用アプリから申請や取得、表示ができる。紙の証明書と同様の内容をスマホ画面で確認可能で、併せて表示される2次元コードからも同様の内容を得られる。2次元コードには偽造防止用の電子署名が埋め込まれている。
デジタル庁は9月に、新型コロナワクチンの電子接種証明書の仕様案を公開。専用アプリをダウンロードし、マイナンバーカードと4桁の暗証番号を入力して申請すると、2次元コード付きの接種証明書が交付される仕組みで、仕様についての意見を募集していた。
当初は事業者向けに、ワクチンの接種券番号や生年月日などの情報を入力すると、ワクチンの最終接種回数や接種日を出力するAPIの提供も予定していたが、情報セキュリティの懸念や、APIを利用しないとする事業者が多かったため見送りに。2次元コードの仕様策定を優先的に進めて、2021年内にサービスを始める予定としていた。
関連記事
- スマホ版「ワクチン接種証明」はマイナンバーで申請 事業者向けAPIも提供へ
ワクチンの接種をスマートフォンで電子交付する際の仕様案公開。APIも提供し、事業者や公共機関が予約受付の際などに使えるようにする計画だ。 - ワクチン接種証明書の電子化、デジタル庁が仕様案を一部変更 APIは当面見送りに 意見募集の結果受け
デジタル庁は、新型コロナウイルスワクチンの接種状況を確認できる電子証明書の仕様について、意見募集の結果を受け、証明書に記載する二次元コードや専用スマートフォンアプリの仕様を一部見直すと発表した。 - LINEを使ったワクチン接種記録アプリ、東京都が提供 イオンなど画面提示で特典付与
東京都は、新型コロナウイルスのワクチン接種記録を登録できるアプリ「TOKYOワクションアプリ」を11月1日からリリースする。協賛企業の店頭でアプリを提示すると、さまざまな特典を受けられる。 - 162事業者の特典が受けられる「TOKYOワクションアプリ」、都民以外も登録可能に 22日から
東京都は「TOKYOワクションアプリ」を11月22日から都民以外も登録できるようにする。登録するとイベント参加時などにワクチン接種証明として使える他、協賛企業や店舗でさまざまな特典を受けられる。 - コロナワクチンの予診票をブラウザから出力できるWebアプリ、学生が開発 「手書きは面倒に感じた」
中央大の学生が、新型コロナワクチン接種時に個人情報などを記入する予診票を出力できる入力フォームを開発し、Webアプリとして公開した。専用サイト上で記入すると、入力内容をPDFで出力できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.