Instagram、“振って怒りを伝える”機能を米国で提供開始
Instagramは、モバイルアプリで操作がうまくいかないとき、スマートフォン本体を振ることで問題を報告する「Rage Shake」機能を発表した。複数の写真を1つの投稿にまとめた際、投稿後に中の一部を削除する機能も発表した。いずれもまずは米国で提供する。
米Meta(旧Facebook)傘下のInstagramは11月18日(現地時間)、モバイル版Instagramアプリで機能に問題が発生したらスマートフォン本体を振ることで問題を報告する「Rage Shake」(rageは怒り、shakeは振るという意味)機能を米国のAndroidおよびiOSユーザー向けに提供を開始した。Instagramトップのアダム・モッセリ氏がTwitterおよびInstagramのリールで発表した。
ストーリーズが読み込めなかったり、音声が聞こえなかったり、画像をアップロードできなかったりと、操作がうまくいかない時に、うまくいかない画面を表示したままスマートフォン本体を振ると、画面に「何か問題が起きましたか?」「問題を報告」と表示される。「問題を報告」ボタンをタップすると報告画面になるので、状況をテキスト入力して送信する。
すぐに対応してもらえるわけではないが、こうした報告は社内でバグ修正の優先順位を決める参考になるとモッセリ氏は語った。
同氏はまた、1つの投稿に複数の画像をまとめた場合、投稿後でも中の一部を削除する機能も発表した。カルーセル状に表示される写真の中で削除したいものを表示した状態で右上の3点アイコンをタップし、編集を選ぶと削除できる。
この機能もまずは米国で、こちらはiOSアプリでのみ利用可能になる。
関連記事
- Instagram、「休憩を取る」機能のテストを開始
Meta(旧Facebook)傘下のInstagramは、一定時間アプリを使い続けると休憩を促す機能のテストを開始した。Instagramは「若者に有害だという調査結果にもかかわらず対策していない」と批判されている。 - Meta(旧Facebook)傘下のInstagram、Twitterでの画像表示を復活 9年ぶり
Meta(旧Facebook)傘下のInstagramが、2012年に無効にしたTwitterでのInstagram投稿の画像表示を復活させた。モバイルアプリとWebでロールアウト中だ。 - Instagram、問題発生をプッシュ通知する新機能をまずは米国でテスト開始
Instagramは、サービスがダウンすると直接ユーザーに通知する機能のテストを開始した。また、アカウントが無効になりそうなユーザーに警告する機能「Account Status」も追加する計画だ。 - Instagramは多くの若者にとって有害との内部調査結果をWSJが暴露
Wall Street Journalが、「FacebookはInstagramが若者にとって有害だと知っていたことが社内文書で明らかに」という記事を掲載。これに対しInstagramは調査の一部をネガティブに紹介していると反論し、対策していると主張した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.