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ダイソン、製品を“試せる”バーチャル店舗 ドライヤーの温風は色で表現

ダイソンは19日、VRヘッドセットを使って消費者が自宅にいながら製品を試せる仮想店舗「Dyson Demo VR」を発表した。

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 家電メーカーのダイソンは11月19日、VRヘッドセットを使って消費者が自宅にいながら製品を試せる仮想店舗「Dyson Demo VR」を発表した。「Oculus Questストア」で公開している。


「Dyson Demo VR」。製品の3Dモデルは開発時のCADデータで作った

温風が当たっている部分を赤く表示する

 ヘッドマウントディスプレイを装着してVR空間に入ると、ダイソンのヘアドライヤーやコードレスクリーナーを「試せる」。もちろんVRでヘアドライヤーを使っても風は感じないが、温風が当たっている部分をサーモグラティーのように赤くするなど触覚を視覚に置き換えて疑似体験する仕掛けになっている。

 ダイソンの創業者でチーフエンジニアを務めるジェームズ・ダイソン氏は「われわれは以前から新製品の開発に高度なVR技術を用いてきた。今度はそれを応用し、実店舗とオンラインストアで新たな体験を提供する」としている。

 Dyson Demo VRで試せる製品はヘアドライヤーの他、ヘアアイロン、コードレスクリーナー。今後はスタッフが消費者と会話しながら商品を販売できる機能などを追加する。またVRヘッドセット不要のWeb 3D版も提供する予定だという。


ダイソン社内の新製品開発風景。VR技術を積極的に活用している

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