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PayPal残高がなくなった? システム不具合で口座に誤出金 「不正アクセスではない」
PayPalのシステムに不具合が発生し、一部のアカウントで誤ってPayPal残高から指定の銀行口座への引き出し処理が実行された。不正アクセスによるものではないとしている。
PayPal日本法人は11月23日、同社システムに不具合が発生し、一部のアカウントで誤ってPayPal残高から指定の銀行口座への引き出し処理が実行されたと明らかにした。Twitterでは同日から「PayPal残高が0になっていた」との不安の声が上がっている。
同社によると、24日午前9時の時点で問題は未解決。原因について詳細は明らかにしていないが、不正アクセスなどサイバー犯罪によるものではないとしている。今後の対応については影響を受けたユーザーに直接連絡する。
PayPalは日本の資金決済法改正に合わせて残高の取り扱い方法を5月に変更。支払いに使わない残高が100万円以上ある場合は、引き出しを求める。今後は自動で残高を引き出す仕組みの導入も検討している。
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