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セブン&アイ、AWSをグループ共通のクラウド基盤に “サイロ化”解消でデータ活用加速

セブン&アイ・ホールディングスが、グループ全体の共通クラウド基盤にAWSを採用。これまでグループ各社でサイロ化していたシステムを統一し、セキュリティの強化やデータ活用の加速につなげる。

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 セブン&アイ・ホールディングスは11月30日、グループ全体の共通クラウド基盤にAWSを採用したと発表した。これまではグループ各社が各種システムを別々に開発・運用していたが、システムを統一することでセキュリティの強化やデータ活用の加速につなげるという。

 セブン&アイグループでは各社が独自に設けたセキュリティ基準にのっとり、各種システムをオンプレミスで運用していたため、異なる業態間での情報のやりとりが難しい、いわゆる「サイロ化」の状態だった。

 新しい統一基盤ではオンラインストレージ「Amazon S3」(Amazon Simple Storage Service)を活用し、各社の購買データなどを集約できる仕組みを整備。集めたデータは、顧客管理やマーケティングなどに関するアプリケーションの開発に活用する方針だ。

 これまでばらばらだったセキュリティ基準も統一。新たに外部からの攻撃を検知する「Amazon GuardDuty」やセキュリティ管理機能「AWS Security Hub」といったマネージドサービスも活用する。

 セブン&アイグループは過去にも、グループ横断のポイントサービス「セブンマイルポイント」の運用基盤としてAWSを採用するなど、クラウドの活用を進めている。

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