実写の自分がVRゲームに入り込んでプレイしているように合成する新機能、Oculus Quest向け
米Meta(旧Facebook)は、「Oculus Quest」のスマートフォン向けアプリに、VRゲームをプレイする自分の姿をiPhoneで撮影して、その映像をVRゲーム内の映像と合成できる新機能などを追加した。
米Meta(旧Facebook)は11月30日(現地時間)、VRヘッドセット「Oculus Quest」のモバイルアプリに、VRゲームをプレイする自分の姿をiPhoneで撮影して、その映像をVRゲーム内の映像と合成できる新機能「モバイル複合現実カメラ」などを追加すると発表した。v35にアップデートしたOculus Questで利用することが可能で、今後段階的に提供する。
モバイル複合現実カメラでの映像合成には、グリーンスクリーンなどを必要せず、v35のヘッドセットとv139のOculusモバイルアプリ、iOS 11.0以上のiPhone X以降のモデルがあれば可能としている。30日時点で同機能に対応しているゲームやアプリは「Beat Saber」「SUPERHOT VR」「Pistol Whip」「Synth Riders」など約12種類。
その他にもVR内で「Messenger」通話ができる機能や、1つのヘッドセットを複数のユーザーが使い分けできるようそれぞれアカウントを作成できる「マルチユーザー」機能、1つのヘッドセットで有料コンテンツを共有できる「アプリ共有」機能、クラウドバックアップ機能なども追加している。
8月に導入したVR向けワークスペース「Horizon Workrooms」では、会社のロゴの追加やポスターの装飾が可能になる、バーチャルオフィス環境をカスタマイズできる機能も導入する。
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