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スタンドアロンの「Microsoft Teams Essentials」提供開始 中小企業向けに月額430円/ユーザーで
MicrosoftがWeb会議ツール「Teams」の中小企業向けスタンドアロンプランを発売した。「Microsoft Teams Essentials」は1ユーザー当たり月額430円。月額540円プランとの違いはOfficeアプリが付属しないことなどだ。
米Microsoftは12月1日(現地時間)、Web会議サービス「Teams」の中小企業向けスタンドアロンプラン「Microsoft Teams Essentials」を発表した。日本を含む世界で同日提供を開始した。日本での価格はユーザー1人当たり月額430円(税抜、以下同)。
大まかに言えば、月額540円の「Microsoft 365 Business Basic」からOfficeのアプリとサービスを除いたものだ。
5月に提供開始した無料版の機能に加え、以下の機能が使える。
- 無制限のグループ会議(最長30時間)
- 1つの会議の参加者は最大300人まで
- ユーザー1人当たりのクラウドストレージは10GB
- 電話あるいはWebでのサポート
Business Basicにあって、EssentialにないOfficeアプリ以外の機能は以下の通り。
- 会議の録音と文字起こし
- クラウドストレージは1人当たり1TB
- 法人メール
- 標準のセキュリティ機能
また、無料版でも可能なOutlookカレンダーでのTeams会議のスケジュール設定が、近日中にGoogleカレンダーでも可能になる。
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