速報
「YouTube Originals」、ほぼ終了へ
YouTubeは、2016年に立ち上げたオリジナルコンテンツ・サービス「YouTube Originals」の制作チームを解散すると発表した。責任者の退社と「新しい機会が生まれたこと」を理由としている。
米Google傘下のYouTubeでCBO(最高業務責任者)を務めるロバート・キンセル氏は1月18日(現地時間)、オリジナルコンテンツ制作を担ってきたYouTube Originalsのチームを解散するとツイートで発表した。
YouTube Originalsは2016年にスタートした、YouTubeによるオリジナルシリーズや映画、イベントを視聴できるサービス。当初、有料サービスYouTube Premiumのユーザーのみ視聴できたが、2019年から広告付きで一般ユーザーにも公開されていた。
2020年6月には#BLM運動が盛り上がる中、黒人クリエイターを支援する1億ドルのファンドを立ち上げた。
キンセル氏は終了の理由として、YouTubeパートナープログラムの急速な成長で新しい機会が生まれたことと、YouTube Originalsの責任者、スザンヌ・ダニエルズ氏が3月に退社することを挙げた。今後は黒人支援とYouTube Kidsのコンテンツ支援のファンドのみ継続する。
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