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YouTube、#BLMで黒人コミュニティ支援の1億ドル基金 オリジナル作品を13日公開

YouTubeが黒人コミュニティ支援のために1億ドルのファンドを立ち上げた。黒人クリエイターの育成や、保護に充てる他、YouTube Original作品を制作し、視聴者に人権団体への寄付を呼び掛ける。

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 米Google傘下のYouTubeは6月11日(現地時間)、黒人コミュニティ支援のための新たな1億ドルのファンドを立ち上げたと発表した。全米で人種差別抗議運動が広がる中、黒人クリエイターの声を“増幅(amplify)”していく。

 この基金で、YouTube Originalで関連番組の制作をサポートし、黒人のクリエイターやアーティストの育成を支援する。

 最初のプロジェクトとして、13日(日本時間の14日午前7時)配信予定のYouTube Original作品「Bear Witness, Take Action」を発表した。黒人のクリエイターの他、アーティストのジョン・レジェンド、フェミニスト作家のロクサーヌ・ゲイ、スポーツキャスターで評論家のジェメル・ヒルなどが出演し、黒人支援非営利団体Equal Justice Initiativeの資金を調達する。

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「Bear Witness, Take Action」予告

 スーザン・ウォジスキCEOは、「これまでも嫌がらせやヘイトスピーチ対策に注力してきたが、この機会に特に黒人コミュニティにとってのわれわれのポリシーを再確認し、ギャップを埋めようとしている」と語った。「黒人のユーザー、アーティスト、クリエイターがストーリーを共有し、差別的な白人至高主義者やいじめのコンテンツから保護されるように努める」という。

 白人警官による暴行で黒人男性のジョージ・フロイド氏が亡くなったことを契機に再燃する「#BLM」運動の下、多数の米IT企業が同様の取り組みを発表している。Googleは人種差別と闘う組織に1200万ドル寄付し、米Amazonと米Facebookも1000万ドルを寄付、米Appleは1億ドルのイニシアチブを立ち上げた。


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