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ソニー、バーチャルスタジオ新設 幅15メートルの「Crystal LED」背景に

ソニーはバーチャルプロダクション技術を生かした常設スタジオを都内に開設する。国内で初めて「Crystal LED Bシリーズ」を導入する。

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 ソニーは1月24日、巨大なディスプレイに背景を映し出して撮影するバーチャルプロダクション技術を生かした常設スタジオを都内に設けると発表した。2月1日に開設する「清澄白河BASE」(東京都墨田区)内に開設する。


「清澄白河BASE」内のバーチャルスタジオ

森の中でクルマを撮影するイメージ。合成と異なり、車体に木々がしっかり映り込む

 ソニーのLEDディスプレイ「Crystal LED Bシリーズ」を導入する国内初のバーチャルプロダクションスタジオ。760m2のスタジオに幅15.2m、高さ5.4mの曲面LEDウォールを設置する。映画撮影用カメラ「VENICE」も備えた。

 LEDウォールの解像度は9600×3456ピクセル。LED画面を撮影する時に発生するノイズを抑える「Camera Sync」機能を追加した他、表目には照明の反射を抑える低反射コーティングを施した。澄白河BASEを運営するソニーピーシーエルは「自由なカメラワークでの撮影を可能にする」としている。

 Crystal LEDは、LED素子を並べて画素を形成する自発光ディスプレイ。ソニーが2012年のCESで発表し、2016年からは「CLEDIS」(クレディス)という名称でデジタルサイネージなどの大型ディスプレイ用途に展開してきた。北米市場などでは家庭向けにも販売している。

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