働きがいのある企業ランキング2022 グーグルが3年ぶりトップ 次点のIT企業は?:就職人気から占う今後のIT業界
社員が選ぶ「働きがいのある企業」はどこか。オープンワークが発表したランキングによると、グーグルがトップに選ばれた。同社が1位になるのは3年ぶり。
就職人気から占う今後のIT業界:
エンジニアをはじめとするIT人材は今やIT業界のみならず、さまざまな業界のDXを支える存在だ。このコーナーでは、調査会社などが発表している就職人気ランキングから、向こう数年のIT業界・IT人材動向のヒントを探っていく。
社員が選ぶ働きがいのある企業はどこか。社員の口コミなどを掲載する就職・転職プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワークが「働きがいのある企業ランキング2022」を発表。そのなかで、グーグルが1位に選ばれた。同社が1位に選出されたのは3年ぶりとしている。
ランキングは、1年以上在籍する匿名の社員・元社員による職場環境に関する8つの評価項目をもとに、OpenWork独自のアルゴリズムで算出。項目はそれぞれ、「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」となる。
トップ10は、2位が中外製薬、3位はリクルート、4位はセールスフォース・ドットコム、5位はプルデンシャル生命、6位はアビームコンサルティング、7位はP&Gジャパン、8位はソニーグループ、9位は日本マイクロソフト、10位はデロイト トーマツ コンサルティングだった。トップ10のうち3社がIT企業で、いずれも外資系企業だったものの、ITに関連する企業としてソニーが8位にランクインしている。
それ以降は、11位がシスコシステムズ、12位は三井物産、13位は野村総合研究所、14位はアクセンチュア、15位は電通、16位は伊藤忠商事、17位はクイック、18位はPwCコンサルティング、19位はサントリーホールディングス、20位はSkyだった。
その他のIT関連企業は、22位に日本アイ・ビー・エム(日本IBM)、23位にシンプレクス、28位にマクニカ、31位にサイバーエージェント、33位にApple Japan、34位にディー・エヌ・エー(DeNA)、39位に日鉄ソリューションズ、42位にアマゾンジャパン、43位に日本ヒューレット・パッカード、46位にエヌ・ティ・ティ・データ(NTT DATA)がランクインしている。
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