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決算報告書が提出できず上場廃止へ 不正会計問題のグレイステクノロジー
製品のマニュアル製作や電子化を手掛けるグレイステクノロジーが、東証1部から上場廃止となる見込み。元代表取締役らの不適切会計に対し調査を行った結果、新たな不適切取引も発覚。期限までに決算報告書が提出できないという。
製品のマニュアル製作や電子化を手掛けるグレイステクノロジー(東京都港区)は1月27日、決算報告書が期日までに提出できず、東証1部から上場廃止になる見込みと発表した。同社は元代表取締役らの不適切会計により決算報告書の提出期限を2カ月延長していたが、提出の見込みが立たなくなった。
同社は2021年11月、飯田智也氏元社長(12月辞職)を中心に不正会計が疑われるとして、外部の専門家で構成される特別調査委員会が状況の調査を始めていた。これにより11月に提出予定だった22年3月期第2四半期の決算報告が遅延。関東財務局へ申請し、報告書の提出を延期していた。
調査により、1月14日までに新たな不適切取引が発覚。特別調査委員会は調査範囲を拡大し継続することに。期限までに決算報告書が提出できる見込みが立たなくなった。同社の株式は整理銘柄に指定された後に上場廃止となる。
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