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50年ぶりの「OM-1」は王道進化を遂げたOM-Dだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

1972年の初代「OM-1」(当初はM-1)から50年という節目に登場した21世紀の「OM-1」。発表時にほんのちょっとだけ触る機会を得たのでそのリポートをお届けしたい。

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3)超高速連写はほんとに超高速だった

 画像処理エンジンが高性能になり、新型センサーでAF性能が上がり、裏面照射積層型センサーで読み出し速度が速くなった、となるとそれを生かした連写性能にも期待したくなる。

 電子シャッター時、AF/AE追従で最高秒50コマである。さらにAF/AE固定なら秒120コマである。超高速だからといって画素数が落ちたりはしない。

 もちろんブラックアウトフリー連写だ。

 もはや不用意に高速連写モードなんかにしちゃうとあとが大変ってレベル。電子シャッターなので無音のまま1秒で50枚いっちゃうのである。怖ろしいですな。

 さらにプロキャプチャー機能を使えば、半押しにした時点からキャプチャーをはじめ、最高で70コマ分まで遡った位置から記録してくれる。シャッターを全押しする3秒くらい前から記録してくれるので、「あっ」と思ってから全押ししても余裕で間に合うわけで、瞬間を捉えたい時には重宝する。

 以前のモデルからこの機能はあったけど、今回のでより実用度が上がった感じだ。

 AI被写体検出AFと合わせて「動きものは任せろ」という主張されてるようである。

4)手ブレ補正とガチで頑丈な防塵防滴性

 このシリーズの一番の良さといえばこの2つ。

 もともと定評ある手ブレ補正。数字上は前モデルと変わらないのだが、今回は長秒時露光時に問題となる回転ブレに対する強化がなされたそうで、手持ちスローシャッターに強くなったそうである。

 これも試してみたい。

 防塵防滴はまあもともと超強力なのだけど今回あらたにIPX53対応になったそうな。

 もともと「海辺で撮影したあとは水洗いすればOk」と言われるくらいだったわけで、よりタフになりました、と。

 これはさすがに試せないかな。

5)バッテリーが新しくなった

 バッテリーは前モデルより大容量になり、CIPA規格で約520枚撮れる。USB PDでの給電と充電に対応しており、給電しながらの撮影もできる。


買い換えユーザーにはバッテリーが変わるのはつらいけど、容量も増えたことだし

 他にもOM SYSTEMならではのユニークな撮影機能もたくさんあるけれども、このクラスのカメラを使う人にとって大事なのは基本性能だよな、ということで性能強化部分を中心に見てみた。

 そうそう、レンズも2本発表された。

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