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広告やまとめサイトを表示しない「まとも検索」 公的機関や医療機関などに限定してググれる

ブロガーで個人開発者の村上福之さんが、まとめサイトや広告を表示しない検索サイト「まとも検索」を公開した。Google検索の検索先を公的機関や医療機関、論文などに限定できる。

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 ブロガーで個人開発者の村上福之さんは2月19日、まとめサイトや広告を表示しない検索サイト「まとも検索」を公開した。検索ワードに対し、学校法人が使う「ac.jp」や政府機関などが使う「go.jp」ドメインなどを検索オプションに設定してGoogle検索を行う。検索先を公的機関や医療機関、論文などに限定できるとしている。


まとめサイトや広告を表示しない検索サイト「まとも検索」

 検索オプションは「公的機関に限定」と「医療情報に限定」「国内論文に限定」「pdfのみ」「英文論文限定」の5種類を用意。説明の例では「ダイエット」と「借金を減らしたい」の2つのワードを使い、Google検索とまとも検索の結果を比較。検索オプションありのまとも検索では、広告の表示を減らせたという。


Google検索とまとも検索の結果の比較(オルタナティブ・ブログの記事から引用)

 村上さんは「家族が病気のとき、医療情報を検索しても、信ぴょう性が薄い広告サイトやまとめサイトばっかりなので腹が立って作った」と作成の経緯を説明。

 「ネットができて20年以上たち、公的機関や医療機関や大学、論文、自治体が蓄積した情報は膨大になり、それらだけで一般的な生活に関する情報はある程度補える。一般性の高いことやビッグワードは広告に汚染されすぎていて、公的機関に限定した方が良い」(村上さん)とも指摘している。

 一方、まとも検索で「プログラミング」を入力すると、文部科学省のプログラミング教育のWebサイトを表示するなど、専門的な分野では求めている情報が出ない場合があるという。効果的なのは広告やまとめサイトばかりを表示する検索ワードで、中でも病気や健康、出産に関する検索ワードで特に有効としている。

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