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テレワーク普及で配線器具の発火事故が増加 未然に防ぐ5つのポイントは
工業製品の評価などを手掛ける製品評価技術基盤機構(NITE)が、テーブルタップや延長コードなどの配線器具による発火事故が2019年から2年連続で増加していると発表。テレワークの普及が原因にあるとして、注意喚起している。
工業製品の評価などを行う製品評価技術基盤機構(NITE)は2月24日、テーブルタップや延長コードなどの配線器具による発火事故が2019年から2年連続で増加していると発表した。2020年のコロナ禍以降、テーブルタップや延長コードの販売実績が伸びていることから、テレワークの普及が原因にあるとして、注意を呼び掛けている。
2016年から2019年にかけて、発火事故は減少傾向にあったが、2019年から再び増加傾向に。2021年には32件の発火事故が起きた。
発火事故が起きる原因は、水分やほこりによって生じるトラッキング現象などが多いという。この現象は、コンセントなどを長期間差し込んでいる間に水分やほこりが付き、それにより電気の通り道ができて、異常発熱を起こすというもの。
事故防止のため、NITEは次の5つのポイントを守るよう呼び掛けている。
- 電源プラグやテーブルタップ及びコンセントの差込口などにほこりがたまらないよう掃除する
- テーブルタップやコンセントの差込口などに、水分やアルコールが付着しないよう注意する
- 変形した電源プラグを使用しない
- 電源コードを引っ張る、机や椅子の脚で踏むなど、無理な力を加えない
- 接続可能な最大消費電力を確認し、これを超えるような使用をしない
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